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自分の機嫌をちゃんと取れていますか?

◇心の悩み

なんだか最近イライラしやすい、落ち込むことが多い――そんなふうに感じていませんか?

この記事では、自分の内側から気分を整えるコツや、脳をうまく味方につけるちょっとした習慣をご紹介します。

心が少し軽くなるヒントを見つけていただけますように。

機嫌はコントロールできない?

今回は「自分の機嫌を自分で取る」というテーマについてのお話です。

あなたの機嫌は、どんなことに左右されているでしょうか?
もし、日々の機嫌が外部の出来事や人の影響に大きく左右されていると感じているなら、「自分ではコントロールできないもの」と捉えてしまい、不安が募ることもあるかもしれません。

たとえば――
・天気が悪いと体調も崩れる
・職場では上司や同僚の機嫌で自分のやる気が変わる
・家庭では子どもの様子や育児の大変さ、あるいは親との関係に振り回される

こんなふうに、機嫌を損ねる要因が「相手次第」だとしたら、それはとても不安定で、心も疲れてしまいますね。

機嫌をコントロールしてみよう

でも、ちょっと見方を変えてみましょう。
もし「機嫌の良し悪しは、自分の内側にあり、ある程度は自分で整えることができる」としたらどうでしょうか?

たとえば雨の日に頭が痛くても、
「頭が痛いけれど、これで農家さんは助かるかも。おいしい野菜になりますように」
と考えるだけで、少し気持ちが和らぎます。

また、上司が不機嫌な日は、
「きっと上の方から何か言われて大変なのかも」
と相手の立場に想像を巡らせると、心に少し余裕が生まれます。
そして、「今日は無理せず別室でできる仕事にしよう」と、自分を守る選択をしてみるのも一つの手です。

外からの不機嫌を受け入れないこと

こうした「外からの不機嫌を無防備に受け入れない」ことが大切なのです。
心に“見えない壁”があると思ってみたり、実際に自分を守る行動をとってみたり。
あるいは、「今日は育児、ちょっと手を抜こうかな」と考え方を緩めてみるだけでも、気持ちはずっと軽くなります。

罪悪感を手放そう!

そのときのポイントは、「罪悪感を持たないこと」。
これがとても大事です。

たまにちょっとした贅沢品を買うとき、迷いや罪悪感が湧くことはありませんか?
そんなときは、自分にこう声をかけてみてください。

「いつも頑張っているから、今日はご褒美ね」

そうすることで、気持ちがグッと明るくなります。
この「うれしい!」という感情は、脳の深い部分(脳幹)から自然と湧き上がる喜びです。

ご褒美は、脳にも心にも効果的

脳幹(いわゆる“爬虫類脳”)は、時系列や文脈を理解できない分、単純で原始的な反応をします。だからこそ、「買ってもらった!うれしい!」という反応が、そのまま幸福感として体に広がっていくのです。

このとき脳内には、ドーパミンなどの「幸せホルモン」が分泌され、副交感神経が優位になり、心と体がリラックスします。
反対に、罪悪感ばかりを抱いて「また無駄遣いしちゃった…」と自分を責め続けていると、アドレナリンなどのストレスホルモンが出て、体を消耗させてしまいます。

だからこそ、「これ、ご褒美だから!」と笑顔で受け取ることが、自分のためにも大切なんです。

ポイントは3つ

「考え方」
「報酬の与え方」
「罪悪感を持たないこと」

この3つを意識するだけで、機嫌は驚くほど自分で整えられるようになります。
どうか、日々の中で少しずつ「自分の機嫌は自分で取る」という感覚を育ててみてくださいね。

問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。

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