これまで好きなことに没頭したり、仕事もスムーズにできていた方が
これといった理由がなく(身体的疾患なども含めて)
何をするにも億劫になり意欲がわかないとしたら、
メンタルの状態が弱まっている可能性があるかもしれません。
うつ病の症状は?

このように意欲がわかないという場合や、睡眠障害(中途覚醒、早期覚醒など)、頭痛、腰痛、肩こり、胃痛腹痛など
身体になんらかの症状がでるもの、他者から言われたことがこれまでは平気だったのにグサッと胸に刺さり落込むなどの認知の変化としてでるものなど、さまざまな形で表出します。
人により、たくさんの症状が出ることもあれば1つ2つくらいしか出ないなどいろいろです。
あなたの症状はいつから始まったのでしょうか

思い出していただくと、症状が出る前に何かストレスフルな出来事を経験している場合があります。親しい人やペットとの別れ、家族間トラブル、仕事のつまずき、恋愛の痛手、大病などなどです。
普段からストレスをうまく発散できる方は、時間の経過と共に心の痛みも消化していけるのですが
あまりにもその出来事の痛手が大きすぎる
あるいは普段からご自身のストレスをあまり労わない
または何も辛いことなど無かったこととして痛みに蓋をする
などの傾向が強い方は、未消化のまま心に傷として持つ続けるため、ある時を境に症状として現れるのです。
親しい人の死、会社でのパワハラ・セクハラなど

例えば、親しい人が亡くなって悲しいけれどあなたよりももっとダメージを負っている人が身近にいるために、あなたはその人の面倒を見なければならない、そのためには悲しんではいられない場合・・・。
あるいは会社でパワハラ、セクハラを受けたけれども周囲の人たちは「そんなことくらいで騒ぐなんて」といった雰囲気だったので、ご自身の辛い気持ちに蓋をして何事もなかったかのように振る舞いつづけていた、などです。
そんな我慢の日々が続くと、自分を保ち続けることができなくなり様々な症状となって体に出てきます。
それがやる気のなさであったり睡眠障害であったり身体の痛みであったりするということです。
なんとかあなた自身が心の痛みに気がついてくれるように、体がさまざまな症状を出して訴えてきているのだ、と考えてくださるといいかもしれません。
これまで癒されなかった傷に気がついてあげて

原因がわかったらぜひ辛かったご自身の気持ちを大切に扱い、これまで癒やされなかった傷に気がついてあげて頂きたいと思います。
悲しいときは、身近な信頼出来る方に話しを聞いてもらうだけでも楽になる場合があります。
社内的な問題であれば社内の相談機関、あるいは会社が加入している保険の電話相談などもあります。
それでも抱えきれない辛さがある場合には医療機関やカウンセラーの助けを借りながら解決していくこともお勧めします。
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