メンタルが落ち込んでしまうことは誰もが経験していることだと思いますが皆さんはどんなふうに切り抜けられますか?
お酒や食べ物、ショッピング、友人に愚痴を言うなどで対処される方が多いようですね。
ここでは少しの考え方の変化で楽になることができるようにお伝えしていきたいと思います。
あなたはどんな時にメンタルが弱ったと感じますか?
・仕事で失敗をした時
・恋人、パートナーとケンカした時
・子どもの学校から注意を受けた時
・子どもが言うことを聞かない
・体調が悪い時
・父母、義父母との折り合いが良くない時
・仲が良かったママ友の態度がよそよそしい時
・周囲に嫌いな人がいる時
・いいことが何もない時
・からだが疲れている時
仕事で失敗した時
仕事での失敗は辛いですね。
その日だけは誰のどんな慰めも耳に入らないかもしれないしどよーんとした気持ちになって帰宅することがあるかもしれません。
さらにもともとメンタルが弱り気味の方だと
「私は何をやってもダメだ」
「もう仕事を辞めなきゃいけない」
と極論に走ってしまうこともあるかもしれません。
でもここでふと立ち止まって考えてみましょう。
あなたの周りに果たして人生で一度も仕事で失敗をしない人っているでしょうか?
注意をしてきた上司
同僚
取締役会の人たち…
世界中に目を向けたとしてもきっとゼロのはず。
仕事の失敗は誰にでもあることなんです。
ですからぜひ
「人間は誰だって失敗をする、そのうちの一回が私の場合は今なのよ」
とご自身に言ってあげてください。
極論に走ってしまいがちな方
特に極論に走ってしまいがちな方はきっと、100人の社員がいるとして、99人は失敗していないのに私だけが失敗をした、かのように感じていると思います。
ですので、99人全員失敗はしているはずだけど、たまたま今日は私の番だっただけ、と思うだけで少し気持ちが楽になるのではないでしょうか?
まず、こうして気持ちを楽にして萎縮してしまっている気持ちに
フウッと息を吹きかけるようなゆとりを持っていただくと良いでしょう。
さあ!ここからは対処の仕方です
あなたの周囲にこれまで仕事で失敗をした方がいらしたと思うので、その人の後処理の仕方を思い出してください。
仕事そのものの処理もありますがまずはメンタル的なことです。
ご自身の「失敗」への無念さ、辛さを出さずにまずは社内的にすべきことを優先できる人がいたのではないでしょうか?
逆に自分の辛さに負けて泣いたりしてしまい
「もう私無理です。」
と落ち込んでしまう人もいたことでしょう。
前者はきっと辛いはずなのに、迷惑をかけた内外部署への対応や手伝ってくれる人への配慮ができる人であり、周りから見ていても立派だなと感じます。
後者の方は、「失敗をした」というご自身の悲哀の渦の中で溺れてしまうような状況でしょうか。
そうなると前述したように、極論に走り
「もう私は何をやってもダメ」
「みんなだってそう思っているに違いない」
「退職するしかないんだ」
となり、今目の前にある仕事の対処どころではなくなります。
失敗は誰もがする
そんなときは先ほど述べたようにまずは
「たった一回の失敗に過ぎない。皆していること」
と気持ちを落ち着かせてから、誰かの失敗の後処理を手伝ってあげるような気持ちになってみるといいでしょう。
そうすると少し冷静になれると思います。
落ち着いてやるべきことが見えてきたらあとは一生懸命に誠実に処理をするだけです。
事後処理はいつもの2倍は慎重に
この際、少しでも心配な点があったらうやむやにせずに必ず同僚や上司に確認、相談をします。
失敗の後はどうしても冷静さを失っていますし、ミスにミスを重ねると印象としても良いものではありませんのでここはいつもの2倍は慎重になりましょう。
すると周囲の人たちはあなたが
・ケアが必要なほど落ち込んではおらず
・ちゃんとすべきことが見えていて
・責任を持って対処しようとしている
と知ることができて安心します。
そしてそんなふうに頑張ろうとする人を周りは応援したくもなります。
ここまでくればもう成功です
繰り返しになりますが
この対処を誤り、自分の悲哀に溺れてしまい
「もう退職します」とか
翌日欠勤してしまうことがあると周囲は
「いや、そうじゃなくてこの後始末誰がするの?」
となってしまい印象は悪くなります。
そうならないように失敗に対して過剰反応しないご自身を作り上げましょう。
まずは
「世界中の誰もが失敗はする!」
と心の中で唱えてくださいね。
問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。