パートナーとのケンカは、それだけで気分が落ち込んでしまいお辛いですね。
相手への苛立ち
わかってくれなさへの悲しみ
言いすぎてしまったことへの後悔
今後の心配…
いろんな感情が押し寄せてきてどうしていいのかわからなくなってしまうことでしょう。
そんなグチャグチャした感情を整理しようとすると、グルグルとエンドレスの底なし沼に落ちてしまいますのでそんな時は無理をしないことです。
そして一つだけ心に記す言葉を思い出しましょう。
それは
「あの人は大切な人」
だということ。
あの人は大切な人
ケンカになった経緯や言われた言葉など直近の傷つきを思い出すと、人は冷静ではいられません。
普段ならスルーできる言動も引っかかってしまうことでしょう。
そんな時にはそこから少し気持ちを離して
「あなたにとってあの人は大切な人?」
とご自身に聞いてみましょう。
そうすると、もしかしたら出会いの頃の新鮮な喜びを思い出すかもしれないし、二人で築いてきた数々のシーンが頭をよぎるかもしれません。
そして、これからの未来を共に歩む喜びの姿も想像されるかもしれません。
そんな過去、現在、未来の長い時間のつながりの中の二人の関係に気づくと、一時的な点の上での諍いはとても小さなことに思えて、そんなことで大切なものを見失ってしまうことは残念なことだと感じられるかもしれません。
そうすると少しだけ感情の渦に飲み込まれそうな苛立ちから脱出して、フゥッと力が抜ける感覚になるのではないでしょうか。
あとはノウハウ
感情の嵐から抜け出せたらあとは方法論になります。
ケンカの原因が
家事分担の偏りだったり
子どもの教育についてだったり
義父母の問題
近所の問題
仕事にまつわるストレス
転職
病気…
さまざまあるでしょうけれどそれは、まずは仲直りをしてから話し合うことをお勧めします。
ケンカをしたままだと、感情論になり問題解決からは離れてしまうことが多いからです。
仲直りの方法としては、
皆さんそれぞれに秘策をお持ちでしょうけれど、例えば相手の好きなことをしてあげるとか、穏やかに話しかけるとかでしょうか。
相手も仲直りの糸口を探している
そこで考えていただきたいのは相手もなんとか仲直りの糸口を探そうとしているということ。
そこに気が付けばあとはどちらが言い出すかだけです。
そこは意地を張らずに伝えてみましょう。
そして仲直りができてから問題解決の話し合いに進みます。
それは日を置いてからの方がいいですね。
もし、仲直りの際に先に謝る方がいつも片方の人に偏っていて不満があったら、それも仲直りをして互いが機嫌の良い時に「あのね」と優しく切り出しましょう。
言いづらいことほど、双方が穏やかな気持ちの時にできれば何か好きな食べ物とか行動を添えながら伝えた方が、解決が望めると思います。
間違ってもケンカの勢いのまま「ケンカの時はあなたはいつだって謝らない!」と口走ってしまうことのないようにしましょう。
それをすると解決に向かうどころか新たなケンカの火種にさえなってしまいます。
もし違和感があったなら
もし、最初に述べた
「あの人は大切な人」
という言葉にあなたが違和感があったなら、それはお二人の関係そのものを見直す時期なのかもしれません。
別れたいけど諸々の事情があり我慢している場合もあるでしょう。
そんなときはその気持ちに気づいたことがスタートになります。
そこから時間をかけてご自身の行く末を検討していくことをお勧めします。
問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。