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親との折り合いのつけ方 義父母編

◇親子の悩み

 

義理のご両親とたまにしか会わない場合、どのようにお付き合いをしていくのかは嫁、婿の立場を問わず戸惑われることでしょう。

我慢や無理をせずに自然体で過ごすことで会うことが楽しみになるような、末長いお付き合いを目指しましょう。

大事なことは最初に無理をしないこと

人は皆、大切な相手には良いところを見せたくなります。それは自然な気持ちでしょう。

そのため、本当は朝が苦手だけど帰省の時だけは早起きをしたりしがちです。
そうすると、疲れが溜まって家に戻った時にストレス過多になっています。

すると翌日からの仕事や育児に影響が出ますね。
そんなことが何年も続くとだんだんと帰省自体に不満な気持ちを持つようになることでしょう。

ご夫婦仲にも悪い影響が出やすくなります。
できれば、最初から寝坊をしたり後片付けは義母任せにしたりするなど楽をしましょう。

イヤミを言われるかもしれませんし夫を通じて小言がくるかもしれませんが、それも最初の数年だけです。
だんだんと
「この嫁は朝が苦手なんだ」
「帰省した時は何もやらない嫁なんだ」

と思ってくれるようになります。それが定着するまでの辛抱です。

地の自分を出す効用

その後は場合によっては

「屈託がなくていい嫁だ」とか、
「自分の家や実の親のようにリラックスしてくれている」
と感じて好感を持ってくれる可能性もあります。

最近の女性は結婚後も責任のある仕事を持っている方がほとんどですから、年に数回の大型連休が日常よりも疲れてしまうなんて大変ですよね。

できるだけ家にいる時のご自身との落差を少なくすることが長続きの秘訣です。

気負わない、自然体、日常との落差を最小にする、小言はスルーがコツ

私の時代は働く女性は少なかったので、帰省時は相当に無理をして良い嫁をひたすら演じ続けました。今考えると無駄なことをしたと後悔しています。

思い起こすのはもう何十年も前に亡くなった祖母が

「良い嫁になるより良い母になるようにね」と言ってくれた言葉。

私の場合はメンタルの傷つきがあったため、上下関係がある目上の相手には自ら絶対服従をしてしまうという傾向がありました。

そのため、祖母の言葉はありがたかったけれどその通りにはできませんでした。
そういう方がいらっしゃいましたら是非カウンセリングを受けていただきたいと思います。
自分だけのお力ではなかなか改善は難しいからです。

義父母にメンタル的な偏りがある場合

ご自身ではなく、義父母にメンタル的偏りがある場合もあります。
そんな時にはご自身がこれまで育ってきた家庭とは違う空気を初めて経験して戸惑われることでしょう。

お祝いひとつの渡し方、金額、お礼の仕方などにも違和感を覚えて驚いたという話を伺うことがあります。

そんな時は上述した「最初から無理をしない」というやり方だけではうまくいかないことがあるかもしれません。

そしてうまくいかないだけではなくて、何年お付き合いをしても非難され続けることが予想されますので、そんな時にもぜひカウンセリングなどで専門家の力を借りていただければと思います。

コツは無理をしないことに尽きる

そこまででなければコツは無理をしないことに尽きます。

良い嫁になるより良い母に。
もう一つ付け加えれば良い母になるよりも良き自分(自分を大切に)になることが、最終的には義父母との良い関係や良い家庭を築くことにつながるでしょう。

なぜなら犠牲の上には本当に良いものは築かれないからです。
自分を犠牲にせずに我慢をしすぎずにリラックスして暮らすことを目指していきましょう。

そうするとパートナーもお子さんたちも家ではリラックスして自分を大切にして暮らしていいのだと、学ぶことでしょう。ぜひやってみてくださいね。

問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。

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