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自分の苦しみを理解して癒しへと向かう

◇親子の悩み



苦しみの本質を知ることの重要性

自分の苦しみの本質を理解していないと、一生懸命生きていても、その努力が逆効果になったり、苦しみを増幅させることがあります。

自分を責めるクセがある人はいませんか?

本当は、自分は責められるどころか癒され、丁寧に扱われるべき存在なのに、周囲からも自分自身からも責められてしまうと、それはまるで傷口に塩を塗るようなものです。

ダメージはどんどん大きくなります。では、「自分の苦しみの本質」とは一体何でしょうか?


自分の苦しみの本質とは

簡単に言うと、それは「被虐待経験」です。

愛着障害を抱えて相談に来られる方の多くは、実はこのことに気づいていません。むしろ、「親はとても良い人たちで、自分を大切にしてくれた。

それなのに、自分が期待に応えられないダメな子供だった」と言うのです。そのため、無意識のうちに自分を責め続けてしまうのです。


精神的虐待とは何か

心理学でいう「虐待」とは、児童相談所への通報が必要なレベルの虐待とは異なります。

「優しい虐待」という言葉がありますが、これに近いものです。親が「あなたのため」と言いながら、実は自分の希望を押し付けてくる場合があります。

親は自分の希望を押し付けているとは気づかず、子どものためだと信じています。優しく諭されるため、それが精神的な虐待だとは誰も思わないのです。


親の期待に応えようとする子どもたち

また、子どもが親の意に沿わない行動を取ると、親が機嫌を損ねることもあります。

無視されたり、口を聞いてくれなかったり、ため息をつかれたりと、そうした行動が続くと、子どもは親の顔色をうかがうようになり、親の機嫌を取るために何とか期待に応えようとしてしまいます。

仮に、子どもが親の望む進路に変更しただけで、親が大喜びしたとしましょう。その結果、家庭の雰囲気が平和になり、明るくなります。誰だってその方が良いと思うでしょう。

そのため、子どもは自分の本当の希望に蓋をしてしまうのです。

しかし、選んだ道は子どもが望んだものではないため、勉強へのモチベーションは上がらず、結果として力を発揮できないでしょう。

なぜなら、それは親のために選んだ道だからです。

そして、もし受験に失敗したら、親は今度は手のひらを返したように失望します。
子どもはいたたまれない気持ちになるでしょう。このような状況が繰り返されることが、精神的虐待の一例です。


健全な家庭における対応

では、健全な家庭の場合、同じような状況がどのように進んでいくのかを見ていきましょう。

進路先に関して親と子の意見が異なった場合、親はできる限り子どもの意見を尊重し、子どもの気持ちに寄り添って自分たちの考えを調整します。

そして、最終的に子どもの進路を容認し、全力で応援します。
もし受験に失敗してしまったとしても、最も苦しんでいるのは子ども本人です。

そのため、「受験に失敗したくらいで人生が終わるわけではない。もっと良い道がきっとある」と励まし続けます。これが、健全な愛着が育つ家庭の一例です。


健全な親子関係がもたらす影響

このような家庭では、子どもが失敗したとしても「自分たちの意見を取り入れなかったからだ」などとは言いません。

どんなときでも、親は子どもを温かく支え、突き放すことはありません。

失敗したときこそ、子どもには親の励ましが必要です。子どもが初めて失敗を経験したときに、非難したり、無視したり、子ども以上に親が落胆することは、絶対にしてはいけない行為です。


自分の力を発揮できない育ち方

進路に限らず、就職や趣味、恋愛、結婚においても、上記のような親との関わり方で育った方は、自分の力を十分に発揮できずに生きてきたことでしょう。

その過程で多くの苦しみを経験し、自信も持てないまま生きづらさを感じているはずです。やりたいことが何なのかさえわからず、探し出せないまま苦しい日々を送っているかもしれません。


苦しみの原因に気づきリセットする

しかし、原因がそこにあることに気づき、そこからリセットすることをお勧めします。

こころね工房は、このような愛着障害、複雑性PTSDが絡んでいると思われる方のお力になれます。

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ぜひご活用ください。

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