ネガティブと思われる感情や行動を、あなたはどのように処理されていますか?
人を羨むとか、ダラダラ過ごしてしまうことなどは誰にでもあるのではないでしょうか?
そんな時は「あの人うらやましいよね」「今日はゆっくり休めたね」と肯定的に自分を受け止めましょう。
自分を受け止めてもらう経験
生活をしている中で特に人よりも心配なことが多いわけではなくても、なぜか不安や焦りが多いと感じることはあるでしょうか?
そのような方は、これまでに不安定な気持ちを誰か安心できる人に受け止めてもらうという経験が少なかったのかもしれません。
小さい頃に引っ込み思案だったり、
失敗を恐れてドキドキしてしまう時は、何かに挑戦したくても尻込みをしてしまいますね。
そんな時に親御さんから
「怖いよね」
「ママも最初はそうだったのよ」
「大丈夫よ。いつかできるから心配ないのよ」
と優しく受け止めてもらえると、
「不安な気持ちは誰もが持っているんだ」
「今はそうだけどいつかはできるようになるんだ」
と気持ちを上向きにすることができます。
そうするといつかはできている未来の自分を想像したりして嬉しい気持ちにもなることでしょう。
受け止めてもらう経験がないと
逆に
「そんなことでどうするの」
「誰だって勇気をだしてしてやっているんだから」
と叱咤されると不安にプラスして自己否定感を持ってしまいます。つまり、
「こんな自分は弱い人間だ」
「ダメな人間だ」
「何もできない子だ」
との気持ちが強くなります。
気持ちはどんどん下降して明るい将来像などは想像できないことでしょう。
親御さんは強い子になって欲しいと思って言われているのでしょうけれど、そう言われて「そうだ!」と思うことはあまりないですね。
このような方は大人になっても不安や焦りの気持ちは減るどころか強まっていきます。
何かあるたびに「やっぱり私はダメだ」との考えに確信を持つので、その力がどんどん強化されていくのです。
自分で自分を叱らない
みなさんにお伝えすることですが、少なくとも自分で自分を叱りつけるのは今日で終わりにしましょう。
そんな時は
「だいじょうぶよ」
「そういう時はだれもが不安よね」
と、ただ気持ちを受け止めてあげてみましょう。
そのような経験をするとフッと心が軽くなり不安は少し減るかもしれません。
大人になっても不安や焦りで心が押しつぶされそうになることはたくさんあります。
ご自身を否定せずに受け止めましょう。
あなたの幼少時に、親御さんにはしてもらえなかったことを、今自分でしてあげる感じです。
自分をジャッジしていることに気づく
不思議ですが親御さんから否定的な態度を取られて育った子どもは、大人になると親の代わりに自分で自分をジャッジする人に仕立て上げます。つまり
・いつも正しい行いをしているか?
・親に注意されるような行動はしていないか?
を、自分で監視して批評するという行為を半ば無意識的に続けてしまうのです。
もう側に親はいないのに、それがもっとも正しい生き方だと身についてしまっているかのように。
そんなことを常にやっているときっと心がやすらぐ間がないことでしょう。
今日からは
・ジャッジをしている自分に気づく、
・気づいたら「もう大丈夫よ」と伝えて、
・ゆっくり休むこと
を日々の生活の中に取り入れていきましょう。
問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。