自分いじめをしていませんか?
仕事でちょっとした失敗があると
「また失敗したの?」
「あなたは本当にダメな人」
「生きている価値あるの?」
「きっとまた同じことすると思うわ」
とご自身をすぐに責めてしまうことが
ありますか?
こんな声かけは生きづらさを感じている方に多いように思います。
たとえ自分であってもいじめはいじめ。
良いことは何一つないのです。
今日からそのクセを封印して、褒めることに専念しましょう。
日常化している自分いじめ
まるで「クセ」になってしまっているような自分いじめの声かけは、
実はカウンセリングの場では随分と回数を重ねて、長い時間が経過してから語られることが多いです。
それはなぜでしょうか?きっとご本人の中ではあまりにも日常的な行動なので、それが悩みとはなっていないように思います。
このようなクライエントさんが相談に来られる時のお悩みは
「職場での人付き合いがうまくいかないんです」
「嫌われているように思います」
「仕事に行くだけでとても疲れてヘトヘトになります」
という内容のことがほとんどです。
じっくりとお話を伺っていく中でフッと自分いじめが登場するわけです。
そしてそのことを不思議とも思っておられないんですね。
他者からのいじめと痛手はおなじ
もし仮に、他者からいじめを受けた時は
その心の傷はそれはそれは大きくて、簡単に癒えるものではありません。
それは自分からのいじめであっても同じと思っていただけるといいでしょう。
毎日のように自分から責められて、罵られたらうれしいでしょうか?
失敗をして誰かに励ましてほしいような場面で
「ほら見たことか!」的な言葉を浴びせられたら心の傷はどんどん大きくなってしまいます。
そんな日常的な小さなトラウマがいくつも重なり、今度は何かをやり出す前に失敗を恐れて怖くなってしまうかもしれません。
そうすると体も心も萎縮してしまい、それが原因で本来の力を発揮できないことにもつながりかねないのです。
最初は気がつくことから始めましょう
まずはこのような声かけをしているご自身に気がつきましょう。
気がついたら、自分を虐める言葉は吐かないと決意していただきたいと思います。
いつものクセで言ってしまったなら、そのことを自分に謝ってみるというのも良いと思います。
言わないようにできたら、言わないようにできたことを褒めましょう。
そしてどんどん褒めることに挑戦しましょう。
「私は褒められるようなことは何もないんです。」とおっしゃる方がいますが、
どんなことでも大丈夫。
「ご飯食べられたね」
「仕事に行けたね」
「たくさん眠れたね」
「楽しめたね」
とできたことをすべて褒めてあげてもいいでしょう。
「そんなのは当たり前だし誰もがやっている」
と言われるクライエントさんもいらっしゃいますが
実はポジティブな方って意外とご自身を褒めています。
以前に
仕事から帰宅した時に
「いい子が帰ってきたわよ」
とお仏壇の母親に報告している方がいらっしゃいました。
いかがでしょうか?
自分をいじめない→いじめなかったら褒める→できたことをすべて褒める
どうぞやってみてくださいね。
問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。
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