うつ病、適応障害、不安障害…
メンタルが病んだ時には必ず「原因」があります。原因を探らずに対症療法をしていると治らないことが多いのです。
銀座カウンセリングルーム・こころね工房では「原因」にアプローチするカウンセリングを行なっています。
愛着障害がベースにあるうつ病などの疾患
以前に、強迫性障害で20年以上通院、服薬治療をしている方がいらっしゃいました。
治療を続けていても良くなるどころか悪化しているとご本人は感じています。
よくよく伺うと小さい頃にご両親から精神的虐待を受けていたようでした。
でも、精神科ではその話を聞いてはくれません。
そして、医師に「どんどん悪化している」と訴えるも、
「生活できているならいいでしょ」
とつれない返事のようでした。
セラピストの目からは明らかに愛着障害があり、複雑性PTSDが潜んでいると感じます。
その方に
「幼い頃の辛い記憶は今の症状に大きな影響を与えていると思いますよ」
と伝えると、堰を切ったように
「話していいんですか?」
と話し始めました。
話すことで楽になる
・昔の話をしても過去が変わるわけではないとか、
・それが大きなトラウマになっている場合は苦しみの再現になってしまうとか、
・過去よりも未来に目を向けよう
的な意見をよく聞きます。
確かに過去を変えることはできませんが、
過去の在り方を変える、
あるいは捉え方を変えることで今を生きるご自身が楽になることは多くあります。
私はそれがカウンセリングの醍醐味でもあると感じています。
例えば愛する親から虐待を受けると、子どもは自分が悪い子だから叩かれるんだと思います。
親を代えることはできませんから「私の親は悪い人だ」という発想は持てないのが子どもの立場なのです。
そうやってだんだんと「悪い子の自分」という認識を強めていき、自分に自信が持てない性格が身についてしまうことがあるのです。
話すことの効用
話すことで
「私は悪くなかった」
「悪いのは親の方だった」
と認識を改めることで自分に自信が持てるように変化していきます。
親を悪く言うのは気が引けますが、悪者扱いをすることとは違います。
親のやった『行為』は間違ったことだった、そして「私は悪くなかった」と記憶を塗り替えていく作業と言えるでしょう。
思いのほか辛い記憶であり、傷ついていた自分を発見してセラピストと一緒に癒しを与えてあげることもあります。
セラピストと一緒に心の旅をする
こんなふうにセラピストと一緒に過去への旅を続けていると、これまでは苦痛で見えなかったさまざまな情景も広がりをもって感じ取れるようになり、
「あれ?私って意外と〜〜だったんだ」
などの発見もあります。
ぜひご自身が今よりも楽になって、埋もれていたご自身のもともとのお力が発揮できますように。
ご一緒に心の旅をさせていただきたいと思っています。
問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。