子どもさんのメンタルが弱いと感じられるのは、どのような時でしょうか?
友人に強く言われても言い返せない。
すぐに泣いてしまう。
自分で物事を決められない。
もっと進むと
いじめられる。
不登校になる。
などでしょうか。
親御さんとしては
「そんなことでどうするの?社会に出たらもっと厳しい現実があるのに!」
と思われるかもしれません。
それで、お子さんを叱咤する事が多くなるのではないでしょうか?
実はそれは逆効果の場合がとても多いのです。
お子さんの立場になって考えてみると・・・
学校では周囲の子どもたちから好きなように言われる、扱われる、言い返せない、いつも貧乏くじを引いてしまう、居場所がない・・・。
そんな学校になんとか頑張って登校してクタクタになって帰宅をすると、今度は父や母から
「そんなことでどうする!」
と指摘される。
子どもはきっと
どこにも居場所がないと感じてどんどん孤独になり、心の弱い子になっていくことでしょう。
学校現場では、メンタルに対する認識が以前よりは進み、スクールカウンセラーも週に1回は来ている環境が全国的に整い始めていますが、まだまだ手が足りていない状況です。
全校生徒のメンタルを1人のカウンセラーが網羅する事は不可能です。
そのため、どうしても目立つ出来事、子ども、状況への対処が優先される傾向があるようです。
心が弱くていじめられるタイプのお子さんは得てして控えめなことが多いので、ヘルプも出せずに埋もれてしまうことが多いのです。
そして、誰のケアも受けられずに周囲が気が付いたときには心まで病んでしまっていることがあります。
そうならないためにはどうしたら良いか?
一番大切なことは、ご家庭がお子さんの心の安全基地として機能することです。
安全基地を説明する有名な心理実験があります。
1歳未満の幼児が母親と部屋に入ると、最初は母親の膝から離れなかった子どもが
次第におもちゃに興味を示して遊び始めます。
そこへ見知らぬ人が入ってきたり
動くロボットが自分に向かってくる等対処不能なことに遭遇した時には
また母親の膝に逃げて、安心をするとまた遊び始める。
この場合の母親が子どもにとっての安全基地になります。
これは、愛着がしっかり根付いている親子の場合です。
安全基地を持っている子どもさんは
幼稚園保育園や学校に行き始めてその場には母親がいない状況になったとしても、心に愛着対象を持っているので外界へ意欲的にどんどん探索してくことができるのです。
愛着とは、簡単に言うと母(養育者)と子どもの絆のようなものです。
さきほどの実験では、愛着が根付いていない親子の場合はお互いを無視して行動したり、子どもが泣き叫んでいつまでも収まらず遊びどころではないなど、さまざまな行動となって現れます。
そのような子どもが母親から離れて外の世界へ行っても、自分に自信が持てず学校という社会生活に適応する事が難しくなる可能性があります。
以上、親御さんが子どもにとっての安全基地として作用すること、愛着を根付かせる事を簡単に説明致しましたが、ここでとても大切なことがあります。
まずは親であるあなたに癒しが必要
親御さんご自身が安全基地を持たずに大人になられた場合は、親となってもご自身がどのように子どもと接して良いのかわからず、安全基地にもなれないことがあります。
そのため、子どもさんのことを思って伝えているはずの言動が
ご自身の不安をそのままぶつけてしまう行為となっていたり
傷ついている子どもがさらに傷付いてしまっても
他の対応方法を知りえないということになってしまうのです。
そんな場合があることをどうぞ頭の隅に入れていただき、ご自身の心の苦しみをなんらかの方法で開放していただきたいと思います。
親御さんがそのことに気が付いて、ご自身が楽になっていく方向に向かい始めると、自然と子どもさんの問題も解決する場合があります。
いかがでしょうか。
問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。
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