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子供を自立させる育て方とは−甘えと自立の関係−

育児

皆さんは『子どもは甘やかされて育つと自立できない大人になる』と思われますか?

この考えはなんとなく社会に定着している気がしますが、本当にそうでしょうか?

実は
子どもを自立させたいからという理由で
甘えさせない子育てをすると、逆にいつまでも自立できない子どもになってしまうということがあります。

甘えさせる時期には十分に愛情を注ぎ甘えさせてあげましょう。

家庭が安全基地であれば子どもは自立できる

先日友人が「うちのお嫁さんは甘やかされて育った人だと思う」と言われました。
どうやらそのお嫁さんは、日常の些細なことまですべて実母に報告、相談をしているようでした。

そのことが友人の目には「甘え」と映ったようです。

私は、「きっとお嫁さんは甘えたりないのでしょう」と伝えました。

子どもは甘えることが必要な時期に、愛情深い親が安全基地となって十分に甘え足りていると、時が来れば自然に自立します。

親が「まだ行かないで!」と追いかけてもサッサと自立できるのです。

甘えてこなかった大人は自立できない

このお嫁さんの実母は社会の第一線で管理職として活躍中。
子どもたちが幼い頃からしつけに厳しかったようです。そして子ども時代には十分に親に甘えられなかった幼少時代のようでした。

このように

甘え足りない
親子が支配関係にある
指示命令に忠実に従うことを促される
しつけに厳しく反抗できない

そんな養育は親にとっては育てやすく子どもはいわゆる「いい子」として大人になります。

しかし、そのように育った子どもは自分の意思で何かを決めることができず、いつも自信がなく不安が付き纏い、いつまでも誰かの指示が欲しくなります。

いわゆる自立できていない大人になってしまうのです。

そしてこのような親は子どもを「いつまで経っても私がいなければダメな子」という位置付けにすることで親としての自分の欲望を充たします。

もちろん自覚なくやっていることが多いので言葉では
「早く自立して楽をさせてよ」などと言ったりするのです。

一方子どもの方はというと
そんな親の要望に応えられない私は本当にダメな人間だ…
とますます自信をなくします。

そんな悪循環を延々と続けていくことになるかもしれません。

家庭が安全基地として機能する育て方とは

子どもが転んでしまい
「痛い」
と母親に抱きついてきたら、
子どもが満足して自分から離れていくまで十分に抱き留め
痛かった辛さに寄り添ってあげると良いでしょう。

自分で立ち上がるまで放っておくとか
「痛くないの!」
と無視をしたり
「男の子は泣かないの」
などと言わないようにしましょう。

お友達に意地悪をされて泣いていたら
その気持ちを十分に受け止めて
「それは悲しかったね」と共感してあげていただきたいと思います。

要求を聞き入れられない時の対応が大事

もし聞き入れてあげることができない事態が起こったら。

例えばマンション住まいで動物が飼えないが子どもが犬を欲しがっている場合。

けっして
「仕方がないでしょ!」と突き放すのではなくて

マンションは飼えないルールがあることを子どもに理解しやすいように工夫をして伝えてみてください。

親御さんが努力をして伝えても子どもが納得しなかった場合でも

「もうそんな子は知らない!」と突き放さずに、

「あなたはきっと
お母さんの言うことはちゃんとわかるけれども犬が飼えないことが辛いのね。残念なのよね。」

と現実の悲しみに打ちのめされている子どもの辛さに共感を示してあげてください。

愛情を受け甘えられた子どもは自立できる

そんなふうに気持ちに寄り添ってあげられたら、子どもさんはその時は辛くても、世の中にはがまんしなければいけないこともあるんだと理解し学んでいきます。

またがまんしている自分を支えて寄り添ってくれた親御さんの温かさや愛情を、しっかりと感じることができるのです。

それは子どもにとって大切な生きる力や自尊感情につながっていくことでしょう。

問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。

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