毎日の生活のなかであなたが落ち込んでいる理由を探した時に
仕事で失敗をした等、はっきりとわかるエピソードがある場合とは別に
ぼんやりと見つからないときがあるのではないでしょうか。
もともと心に傷を負って生きてこられた方などは
心に負荷がかかったときの物事の捉え方や考え方が、ご自身を責める方向に向かわれる傾向が強いようです。
そのため落ち込みが慢性化してまるでそれが性格のようになっている状態かもしれません。
だとすればそれは性格ではなくもともとの心の傷が原因なので
変えていくことは可能なのです。
こんなことはありますか?
小さなお子さんがいらして、毎日の子育てに疲れてしまい思わず声を荒げてしまった場面を想像してください。
その是非はともかくとして子育て中にはよくあることだと思います。
でもこんな場合でも自責傾向と言って自分を責める傾向のの強い方は
「私は子どもを育てる資格がない」
と、どんどん落込んでしまうのです。
この例のように
たった一つのミスや失敗がまるで命取りのように極論に走ってしまうことが
あるでしょうか?
辛い時、余力がない時はどうすればいい?
でも、このような方は日々とてもがんばっていらして
家事や育児等、手抜きもせずにできている場合がほとんどなのです。
それなのに辛い時や余力がない時は
出来ていることが見えづらくなり、できていないことばかりが大きく肩にのしかかって感じられてしまうのです。
ではこんな時はどうしたらいいのでしょうか?
「私、ちょっと疲れすぎているからご褒美をあげなくちゃ!」
「前から気になっていたあのカフェにこんなときこそ行きましょう!」
と、自分だけの時間を与えてあげるなんてどうでしょうか?
誰かや何かのついでのご褒美ではなくて、自分だけのために時間と空間とお金を使うのです。
こんなふうに、もともとのあなたの考え方の「クセ」を少し方向転換していくことをお勧めします。(相手はお子さんだけでなく、パートナー、父母などでも同じです)
うつの治療法のひとつ、認知行動療法
考え方の『クセ』が強くて自分ではなかなか転換できない方には
うつ病の治療法として大きな成果をあげている認知行動療法があります。
医療機関によっては保険治療適用になっているところがありますので、あらかじめ電話なので確認をされるといいでしょう。
もちろん保険治療適用にはなりませんが当ルームのように、私設のカウンセラーも行っています。
精神分析 トラウマ療法もあります
認知行動療法などを施してもなかなか良くならない場合には、あなた自身の心に深い傷を負っている場合が考えられます。
最近では『アダルトチルドレン』『毒親』などの言葉で社会にも浸透していますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
幼少時からの養育環境による心の傷を抱えたまま成人された方は、生きづらさや悲しみを癒やす術を知らずに苦しんでいる場合が多く見受けられます。
そんなときは精神分析、トラウマ療法をしているカウンセラー
あるいはカウンセラー自らが
『スーパービジョン』『教育分析』
を受けて自身の持っている問題に対峙された経験がある方のところへ相談をされることをお勧めします。
こころね工房では、その両方を受けている臨床心理士がお迎え致します。
問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。
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