「自分を大切にする」とは、具体的にどのようなことでしょうか?
実際にそれを実感できない方も少なくありません。
この記事では、幼少期の養育環境が自己肯定感や生きづらさにどのような影響を与えるかを解説し、「自分を大切にする」ための第一歩を一緒に考えていきます。
愛着形成と「自分を大切にする感覚」

愛着がしっかり根付くためには、養育者が子どもの気持ちに寄り添い、
その欲求や感情に敏感に応えることが必要です。
子どもは、こうした経験を通して「自分は大切にされる存在だ」と感じ、
自然と自分自身を大切にする感覚を育んでいきます。
たとえ要望に応えられない場合でも、「なぜ難しいのか」を
子どもの理解力に合わせて丁寧に説明することが大切です。
愛着障害がもたらす影響

一方で、養育者が支配的だったり、子どもの感情を否定してしまうと、
子どもは自分を大切にする方法を学べないまま成長してしまいます。
その結果、大人になっても…
- 自分の心の声を無視してしまう
- 他人の期待を優先し続ける
- 自分の本心がわからない
- 言いたいことが言えない
- 自信を持てない
- 役割に縛られた生き方しかできない
などの生きづらさを抱えやすくなります。

「自分を大切にする」ための第一歩
まずは、「わがまま」と「自分を大切にすること」は違うと知ること。
そして、小さなことでいいので「自分だけのためのご褒美」を与えてみましょう。
例えば、好きなカフェで一杯のコーヒーを飲む、
お気に入りの音楽を聴く、静かな時間を作る
いつものお風呂にすこしだけアロマオイルを香らせてみる
キャンドルのゆらぐ炎をぼーっと眺めて時を過ごす――
そんな些細なことから、自分に優しくする習慣を育んでい
きましょう。

あなたがあなたを大切にすること。
それが、より豊かで楽な人生へとつながっていきます。

問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。
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