質問をすることの怖さを克服して生活の質をあげていく

聞きたいことがあるのに「どうしよう」と戸惑ってしまう。
簡単なことなのに聞く前の迷いに大きなエネルギーを使ってしまう。
そんなふうにお困りの方。
質問は
聞いてしませば1分で済んでしまいます。
できるだけ躊躇なく聞けるるようにして生活の質をあげていきましょう。
それは可能なのです。
怖い理由は明確でしょうか?

人に聞くことが苦手だったり、質問をするのが怖い方の理由はそれぞれにたくさんあると思います。
・質問をした際の相手の反応がとても気になる
・単にお声が小さいので相手に伝えづらい
・過去に人前で質問をして間違え、恥ずかしい思いをした
など様々です。
過去の心の傷がトラウマになっている場合

ここでは
子どもの頃にむじゃきに母親に何か質問をしようとしたら、迷惑そうな顔をされたという思い出がある場合を考えてみましょう。
その母親はとても優しくて子ども思いの方だったとしても
たまたまその時だけ多忙だった
その時期は夫婦問題、親の問題、身体の不調、仕事の多忙さなどが重なっており
子どもに気持ちが向きづらかった
などでしょうか。
そのようなことは長い人生では必ずと言っていいほどあることでしょう。
母親は決して子どもの気持ちをおろそかにしようとか、無視しようとか
思っている訳ではないのですが余裕がなかったということですね。
子どもの心には一つの信念として定着してしまう

でも
子どもの心には
「大好きでやさしいお母さんは私が質問をすると迷惑なんだ。よくわからないけど困るんだ。」
との事実とは異なる感情がインプットされてしまいます。
その印象が強ければ強いほど成人してから
「質問はできるだけしない方が相手に迷惑をかけないのだ」
との思い込みとして心に沁みついてしまうことがあるのです。
ご本人にとっては、小さい頃の経験なのでその信念が、大人のご自身を苦しめている遠因であると気が付くことも無く、見過ごされることになるでしょう。
間違った信念により多くのエネルギー消費をする日々に

そのため質問をしなければならない場面になると
何だかわからないけれど、漠然とした恐怖感に包まれ
できるだけ聞かずに済ませられる方法を見つけなければとの努力が続き
聞かなくてもなんとかなるだろうとスルーしたり
いつ聞こうか、、、とそのことに頭を悩ませて長い時間苦しむことになるのです。
根源に立ち戻ることで新しい考え方に変えていく

もしあなたが質問をしたいのに躊躇があるなら、止めているものが何かに着目してみましょう。
過去に質問をすることで恥ずかしい思いや、悔しい感情を持たなかったか?
何か失敗につながるような出来事はなかったか?
思い出してみましょう。
もしそういうものが見つかったなら
それは過去のことであり相手にはそうせざるを得ない状況があったのだから
自分が拒否されたり無視されたのではない
と新しい信念に置き換えてみましょう。 また親御さんなどごく親しい方との関係性がそこに根強く絡んでいて簡単に置き換えができないときには、カウンセリングなどで解消していくことをお勧めします。