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愛着障害―いつも自分を責めてしまうー

愛着障害

愛着障害がある方はご自身にダメ出しをすることが多いように感じます。

それは責めずにいられないシステムをご自身の中に作り上げているためです。

ぜひそのことに気がついて、流れを変えていきましょう。
ご自身に優しくすることやトラウマ療法でそれは可能なのです。

辛辣な責め方を止めること

あなたは日常的にご自身の対して以下のような言葉がけをしていないでしょうか?

・また寝坊したわね。
・せっかくの休みなのにグータラと1日を過ごしてる。
・一体いつシャンとするわけ?
・他の人はもっとがんばっているでしょう?
・そんなに辛い過去があったわけじゃないでしょう!
・いつまでも甘えていないで!
・もっと頑張れるはず!
・きょうは頑張れたけどそれってフツーじゃない?などなど。

こんなふうに常に自分を点検にダメ出しをして生活していると誰であっても皆、疲弊してしまいます。
私がよくクライエントさんに、大切なお友だちにも同じように言いますか?と伺うと皆さん、ご友人であればもっと丁寧であたたかい言葉をかけられると仰います。

「そんな日もあるわよね。」
「昨日よりできたのはすごいことじゃない!」と。
ぜひそんなふうにご友人にかけるような言葉をご自身に言ってみてください。

それは甘えではないですか?

これもよく聞くクライエントさんの疑問です。

自分へ温かい言葉や気持ちを向けることは甘えに通じると信じていらっしゃる。

なので常に厳しく点検する、まるで門番さんのような人をご自身の中に仕立て上げていらっしゃるんですね。

それはどうしてでしょうか?あなたの育ちの中でそのシステムが必要だったからです。

もしかしたら親御さんから

「ちゃんとやったの?」
「またできていない。」
「あなたって本当にどうしようもない子ね。」

という言葉を日常的に多くかけられていたかもしれません。

親御さんは決してあなたを責め立てる気持ちがあったわけではないでしょうけれど、
親自身に余裕がないとか、あるいはご自身もそのように育ったことなどが影響して、
子どもをあたたかく包むというよりは常に点検してできないところを指摘するような子育てをしていたとしたら。

強力な門番システム

きっとあなたはいつも安心できなくて、ダメ出しをされないようにするためには言われる前に自分で点検するシステムを作り上げるしか、方法がなかったかもしれません。

そうしてできあがった門番システムは、あなたがすでに大人になっていて、もうそんなシステムを使わなくてよい状態になっていても、相変わらず活躍するのです。

なぜならそのようにあなたの脳にプログラムされたことは簡単に排除できないからです。

このシステムは当ルームで主につかっているSE療法のベースであるポリヴェーガル理論でも説明がつきます。

難しい理論なので詳細は省きますが、体が記憶している生理的な恐怖、嫌悪などが門番さんを仕立て上げるしくみに一役買っているのです。

ダメ出しをするご自身に気がつかれたらできるだけトラウマ療法をしているカウンセリングルームの力を借りていただきたいと思います。

自分でできることもあります

自分でできることとしては
ゆったりと過ごす時間を意識的に取っていく、
のんびりできたことを褒める、称える
好きなことをする、楽しいと思えるものを探すこと

などを取り入れてください。

こちらの本がとても参考になります。よろしかったらぜひどうぞ。

問題が解決しない方は 銀座カウンセリングルーム こころね工房へどうぞ。お待ちしています。

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